間伐は、木を切る方法の1つです。
ただ木を切るだけでなく、きちんとした目的があります。
そこで今回は、間伐とは何なのか、そして間伐をしないことによるデメリットについて解説します。
▼間伐とは
間伐とは、森林の管理のために適切な間隔で木を間引くことです。
間伐を行うことで、残された木に十分な光や水や栄養が行き渡り、健康に成長するよう促します。
また、間伐した木は薪やチップなどの資源として利用できます。
▼間伐をしないデメリット
■光が入らず下草が生えにくくなる
木が密集しすぎると、光が下層に届かず下草が生えにくくなります。
下草は、土壌の保護や水分の調節などの役割を果たす重要な植物です。
下草が不足すると土壌の侵食や乾燥が進み、森林の環境が悪化します。
■木の強度が下がる
木が密集しすぎると、競争に負けた木は栄養不足や日照不足により弱っていきます。
弱った木は風や雪などの自然災害に耐えられず、倒れやすくなります。
倒れた木は他の木にも影響を与え、森林全体の安定性を低下させる原因です。
■害虫や病気が発生しやすくなる
木が密集しすぎると通気性が悪くなり、湿度が高くなることで害虫や病気が発生しやすくなります。
害虫や病気は弱った木から感染し、森林全体に広がります。
木の成長が阻害されたり枯死したりすることもあるため、注意が必要です。
▼まとめ
間伐とは、森林の管理のために適切な間隔で木を間引くことです。
適度に間伐を行わなければ、木の強度が下がったり森林の環境が悪化したりする可能性があります。
当社は福岡県うきは市にてスギの製材事業を行っており、間伐をすることで山を育てるという恩返しもしています。
全国各地に良質な木材をお届けいたしますので、お気軽にお問い合わせください。