木材を製品に使用するためには、乾燥させなければなりません。
乾燥にかかる時間は、樹種や方法などによって異なります。
そこで今回は、木材の乾燥時間にかかる目安についてご紹介します。
▼木材の乾燥にかかる時間とは
■天然乾燥は平均半年~1年
木材を自然の風や日光にさらして乾燥させる方法を、天然乾燥といいます。
この方法は、木材の品質や形状を保ったまま乾燥させられますが、時間がかかります。
一般的には、木材の厚さに応じて半年~1年程度必要です。
天然乾燥の場合、木材の水分含有率は10~20%程度まで減少します。
■断面が大きい木材は2~3年かかることもある
木材の断面が大きいと、乾燥するのにより長い時間が必要です。
とくに直径が30cm以上の丸太や角材は、内部の水分が外部に移動するのに抵抗が大きいため、天然乾燥では2~3年かかることもあります。
断面が大きい木材を早く乾燥させるには、人工乾燥や加工を行う必要があります。
■1~3ヶ月で乾燥する木材もある
木材の種類や形状によっては、1~3ヶ月で乾燥するものもあります。
たとえば、針葉樹や薄板などは水分含有率が低く乾燥しやすいです。
また人工乾燥という方法を使うと、高温や低湿度の条件下で木材の乾燥が可能です。
人工乾燥では、木材の水分含有率を6~8%程度まで下げられます。
▼まとめ
木材の乾燥にかかる時間は、樹種や乾燥方法などによって異なります。
天然乾燥の場合は平均半年~1年・断面が大きい木材は2~3年・水分含有率が低い樹種は1~3ヶ月で乾燥することもあります。
当社は福岡県うきは市にてスギの製材事業を行っており、高い乾燥技術と14機の乾燥機を使って木材を乾燥させるのが特徴です。
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